デンマークから学ぶ「冬のインドア生活」を楽しむ小さなヒント。


こんにちは。NOZOMIです。 


長かった夏がようやく終わり、爽やかな秋風を感じられる快適な気候になってきましたね。 


日本中が真っ赤に染まる紅葉や、どこからか漂ってくる金木犀の香り、澄み渡る夜空に浮かぶ星々、食欲をそそる旬の食べ物は、秋の醍醐味ですよね。 


でも、秋には一つだけ残念なことが。 

それはあっという間に終わってしまうということ。 


そして、次にやってくるのは、寒くて長い冬。 


冬は冬で、もちろんクリスマスシーズンの街中のイルミネーション、冷えた体をじんわりと温めてくれるお鍋料理、家族や友達と過ごすお正月、ウィンタースポーツなど、人それぞれ何かと心待ちにしていることがあるのではないでしょうか。 


ただ残念なことに夏が長いのと比例して、冬も長いのですよね。 


夏は何かとアウトドアやイベントごとで外で過ごす時間が多いですが、冬は外出せず家の中で過ごしたいというインドア派さんも多いのではないでしょうか。 


今回はそんなインドア派さんのために、私が高校時代に留学していた北欧の国・デンマークで学んだ「冬のインドア生活」をより楽しむ小さなヒントをいくつかシェアしたいと思います。 




デンマークは日本より高緯度に位置する分、冬の寒さが厳しいのですが、デンマークの人たちは冬のインドア生活をいかに充実したものにするかを心得て、満喫している人たちなのです。彼らは一体どんなふうに生活しているのでしょうか。



1.キャンドルを焚いてみる 


デンマークの人、北欧の人は一年間のキャンドルの消費量が世界的に見ても比ではないくらい多いと言われています。


キャンドルに火を灯すマッチ売り場も充実


それもそのはず。

実際に冬の間、デンマークの家庭では必ずと言っていいほど毎日、家の中でキャンドル灯します。ちなみに夏でも灯すのは一般的です。最近デンマークの「ヒュッゲ(hygge)*」が日本でも紹介され話題になったので知っている方は多いと思いますが、その「ヒュッゲ」もキャンドルなしでは語れないと言われているほど。


*デンマーク特有の言葉・概念で他言語に直接翻訳することはできない。意味的には英語 "chill" に近くなる。

温かい光といえば。暖炉がある家庭も一般的


ここは一度、実際に部屋でキャンドルを灯してみては。すぐにその効果に気づくことができると思います。部屋を暗くしてキャンドルの光をただぼ〜っと見たり、その温かい光に包まれるだけで全身の力が抜けてリラックスできるのを実感できるはず。フライングタイガーやイケア、ネットでも簡単に手に入れられますよ。

 

2.家族や友だちとボードゲームで遊んでみる。


たいていゲームというと、テレビやゲーム機スクリーンと向かって遊ぶものが浮かびますよね。しかし、家の中で家族や友達と過ごす時間が増える冬の時間。せっかくなら皆で面と向かって楽しめるボードゲームをした方がコミュニケーションも取りやすくなり、どこかアナログで温かいのです。



私がホームステイをしていた家庭のリビングにも、ボードゲーム専用の棚があり(デンマークの家庭では一般的)休日の夕食後に、時には夜中の12時を超えるまでよく皆で笑いころげながらゲームをしていました。今振り返っても、ボードゲームをして過ごした冬の日々は温かくて良い思い出です。


チェスも子どもから大人まで楽しめる


また、ボードゲームが家になくても、ジグソーパズルやカードゲームも手軽に楽しめるのでおすすめですよ。


3.勉強や仕事のことは忘れて、読書に没頭してみる 


冬はデンマークの人々にとっては絶好の読書シーズンです。もちろん読書は季節に関係なく一年中楽しめるものですが、何と言っても寒くて暗い冬の間は室内で過ごす時間が増えるので、夕食後や休日の朝などは読書に時間を割く人が多いのです。


デンマークの人びとは年齢に関係なく本が大好きで、友達や同年代の子たちの家に遊びに行った時も、ベットサイドテーブルに本が山のように積み上げられているのをよく見かけました。


この冬はずっと気になっていた本、写真集やアートブックなど、是非読む時間をつくってみては。

 

4.温かい飲みものとともに映画鑑賞をしてみる 


こちらは日本でもかなり定番。Netflix や Amazon Prime、Hulu などたくさんの映画を気軽に見られるようになりましたよね。


デンマークでも、映画を見て家で過ごすことは定番中の定番で、私のステイしていた家庭でも週末になれば必ず皆で映画を見ていました。テレビやパソコンの画面で見るのが一般的ですが、中には映画を見る時にテレビの上から巨大スクリーンが降りてきて、音響もリビングの四隅についているスピーカーから流れ、映画館さながらの家庭も。


そして冬の映画鑑賞にマストなのが、ホットチョコレートやコーヒーなどの温かい飲みもの。温かいブランケットに包まりながら、週末の映画鑑賞会はいかが。


5.編み物をしてみる 


日本で編み物と聞くと、年配の方がするものというイメージが強いかもしれませんが、デンマークではティーネイジャーでも大学生でも家では編み物をして過ごす人が多いのです。


お店に出せるような本格的な模様のセーターを編む人も入れば、普段使いのちょっとしたマフラーやレッグウォーマーを編んでいる人もいます。私もホストマザーに編み物を習い、帽子やマフラー、セーターを手作りしていました。あまりにもハマりすぎて、登校中の電車の中でも編み物をしていたほど(デンマークではよく見かける光景)。



本屋さんに行けば簡単に編み方を説明してくれているHOW TO本や、YouTubeでも探せばたくさん出てくるので、是非この冬編み物デビューしてみては。


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以上、デンマークから学ぶ「冬のインドア生活」を楽しむ小さなヒントをご紹介しました。インドア派さんの冬の暮らしがより充実したものになりますように。


Edited and photos by NOZOMI

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